2024年2月22日、
日経平均株価がついにバブル時の1989年12月29日に記録した最高値38,957.44円を超えました。
2024年に入ってからの日経平均株価の勢いはすごく、
特に2月に入ってからは節分天井なんていうマーケットの格言もなんのその!
゛節分底”のような勢いで上昇してきました。
今回は、以下の3点について個人的な意見も踏まえ情報発信していければと思います。
- これまでの日経平均株価について
- なぜこのタイミングで更新できたのか?
- これからのシナリオと投資戦略など
1.これまでの日経平均株価について
■1989年12月29日にバブル経済のピーク時に記録された38,957.44円から、
日経平均株価は様々な経済的、政治的要因の影響を受けて変動してきました。
1990年代初頭のバブル崩壊後、日本経済は長期の不況に入り、株価も大きく下落しました。
2000年代に入ると、グローバル経済の動向や国内外の政策、金融市場の変化などによって、
回復の兆しを見せつつも、2007年に発生したリーマンショックからの世界的な不況など
依然として不安定な状況が続きました。
2020年代に入り、新型コロナウイルスのパンデミックやその後の経済活動の再開、
政策支援などが株価に影響を与えています。この間、日経平均株価は徐々に回復し、
ついに2024年2月22日、バブル後の史上最高値を更新するに至りました。
2.なぜこのタイミングで更新できたのか?
■この点については、個人的に2つのポイントが挙げられると思います。
- 円安による海外資金の流入
- 日本国内のデフレ→インフレへの転換点
まず、海外資金の流入については円安効果が要因ではあるとは思いますが、
更に強い要因として中国経済の不調もあると思います。
少し前(2023年11月)のデータになりますが、
経済の専門家によると日本株への資金移動は今年約930億ドル程度、
日本円換算で約1兆3000億円に達したと指摘するデータもあります。
そして、二つ目の日本国内のインフレです。
インフレは物価の上昇を意味し、企業が販売する商品やサービスが上昇します。
その結果、企業の収益が上がり企業価値が高まります。投資家は、インフレによる
現金価値が目減りする現金保有よりも株価上昇による資産価値上昇を目的とし、
好業績による株価上昇が見込める企業や今後成長が見込める企業に投資をします。
そういった投資行動がマーケット全体の活況とこのタイミングで更新につかがったのでは
ないかと考えます。
3.これからのシナリオと投資戦略について
※個人的な意見も含みますので最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。
■よくよく考えてみると、過去の最高値38,957.44円を超えた!と言っても、
過去の約30年間ずっとこの金額を下回っていたということです。(まぁ当たり前の話ですが)
言い換えれば1990年から経済成長ができていないといういことで、
やっと昔の水準に戻っただけとも言えます。
このことから考えると、個人的にはまだまだ上昇してもおかしくはないと思います。
そういうシナリオを考えると、やはり、しっかりとリスク分散はしつつ、かつ短期、中期、長期的な
視点でも見ながら好業績、高配当銘柄を中心に戦略をたてていきたいと思います。
個別銘柄につきましては、また別の機会に分析などをしていきたいと思います。
それでは、また。
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