【またぐな危険!】グロース株の”決算プレイ” 決算発表後に暴落した2銘柄を考察

投資関連

決算シーズンもひと段落し、日本の株式市場も通常運転になりつつありますが、皆さまの保有銘柄の決算発表はいかがだったでしょうか。
さて、今回は、私が投資を開始して少し慣れてきた時期の失敗談で、知人にもよく注意喚起をしている決算跨ぎ、いわいる”決算プレイ”(ここでの定義は決算発表の直前に買って発表後に売るといった決算の時だけ売買を指します)について、直近の決算発表で下落した2銘柄を例に挙げて解説してみたいと思います。



AnyMind Group(5027) 

業種 : 情報・通信業
概要 : ブランド企業向けマーケティング支援やクリエイター向け収益化支援。海外売上が大。

5月14日引け後、今期の下方修正を発表

25年12月期連結業績予想について売上高を647億5000万円から552億5300万円(前期比9.0%増)へ、営業利益を35億500万円から17億4200万円(同31.9%減)へ下方修正すると発表しました。

└出典:AnyMind Group

「動画コンテンツの収益化を支援するクリエイター向け成長支援事業で、短尺動画の収益単価下落の影響を受けているため」とのことです。

株価は2連ストップ安!

株価は決算発表後、3日間で発表前の半額以下になってしまいました。

決算発表前:916円 → 決算発表後:488円

筆者
筆者

決算発表前の日足チャートは陰線と陽線が混ざりながら右肩上がりのチャートをしてました。チャートの雰囲気を見ると(何となく、)発表後に窓を開けて上に飛びそうな感じがするのも分かります。。。



Schoo(264A)

業種 : サービス業
概要 : 個人・法人向けオンライン動画学習サービスの提供を手掛ける

5月15日引け後、下方修正を発表

15日取引終了後、25年9月期単独業績予想について売上高を39億200万円から33億6100万円(前期比17.8%増)へ、純利益を5億300万円から1億4200万円(同22.8%減)へ下方修正すると発表しました。

└出典:Schoo

「主力の動画学習サービスで、新規顧客の獲得や既存顧客の取引拡大が計画した伸びに至らず、売上高が当初計画を下回る見通しとなったため」とのことでした。

株価は2連ストップ安!

株価は決算発表後、約50%のディスカウントになってしまいました。

決算発表前1,696円 → 決算発表後:861円

SK
SK

こちらのチャートも決算発表直前までは5日連続陽線をつけていました。万が一、信用買いでロットを多めに入れていたら・・・と思うとゾッとします・・・



まとめ

この2連ストップ安をつけてしまった上記2銘柄に共通する点としては、

  • グロース市場銘柄
  • 決算発表前の日足チャートが上昇トレンドであった
  • 決算発表で下方修正を発表

上記3点だと思います。

実際、下方修正を発表してもいわゆる”悪材料出尽くし”で上昇する銘柄も無くは無いですが、稀なケースだと思いますので、やはり、グロース系で時価総額が小さい(500億以下)の銘柄の決算プレイ(決算跨ぎ)は出来る限り回避したほうが無難ではないでしょうか。。。

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